「コロナうつ」「コロナストレス」に立ち向かう方法。

皆さんこんにちは。

コロナワクチンを心待ちにしている方も多い今日この頃、

どのようにお過ごしでしょうか。

既に基幹病院ではちらほら接種も進んでいるようですが、

私の勤務する医療機関ではまだ具体的な日取りも決まっていない現状です。

コロナウイルスの予防方法は感染症のdrに譲るとして、

私としてはコロナ関連のストレスにやられない方法を、

精神科医の立場から記載したいと思います。

では、以下をどうぞ。

①健康的で規則正しい生活を維持する

コロナ禍に限らず、睡眠や食事を規則正しく管理することはメンタルヘルスにとって重要です。自宅で可能な運動、自分なりのストレスを解消法を試すのもよいでしょう。

 

②他者との繋がりを保つ

巷では「ソーシャル・ディスタンスを!」と叫ばれていますが、感染症から身を守る意味ではフィジカル・ディスタンス(物理的距離)が重要であり、ソーシャルディスタンス(社会的距離)はむしろ近い方がいいとされています。
既にメンタルヘルスの低下の危険因子として、社会的孤立・孤独は既に特定されています。コロナ禍では、会食など直接対面して関わる機会がぐっと減ってしまいましたが、オンラインコミュニケーションなどの新しい活動を日常生活に取り入れることによって、精神的健康を維持する可能性が向上したという研究もあります。

 

③運動する

運動が抑うつを予防、軽減することは様々なメタ解析で有用であると結論付けられています。どのような運動がいいのか?というテーマに関しては、散歩、ヨガ、ストレッチ、ダンスなどでうつ予防効果があるという報告がなされていますが、個人的にはその人が楽しく、満足感をもってられる程度の種類、運動負荷がよいと思います。

 

④緑に触れる

緑を見ること、緑地を利用することが、コロナ禍でのうつ状態によいそうです。自尊心、生活満足度、主観的幸福感を向上させ、うつ・不安、孤独感を低下させるという報告があります。

 

相談する

これらでも解決しないなら、メンタルヘルスの専門家である精神科医や心理士に相談してしまいましょう。この機会に、こころの健康度をさらに高められるかもしれません。


【引用・参考文献】
・Soga M, et al. Ecological applications : a publication of the Ecological Society of America. Ecol Appl . 2020 Nov 17.
・Hu Shaojuan et al. Beneficial Effects of Exercise on Depression and Anxiety During the Covid-19 Pandemic: A Narrative Review. Frontiers in psychiatry 2020 Vol. 11
・Yuko Fukase et al. Coping Mechanisms: Exploring Strategies Utilized by Japanese Healthcare Workers to Reduce Stress and Improve Mental Health during the COVID-19 Pandemic.BMC Psychiatry. 2021 Jan 12;21(1):33.

 

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診療科目 心療内科、精神科、児童精神科、美容皮膚科

ライトメンタルクリニックは、新宿・高田馬場にて夜間診療を行っている精神科・心療内科クリニックです。次に掲げる考え方のもと、「夜間・休日含む常時診療」「非薬物療法の充実」「遠隔診療の実施」「プライバシーの配慮」の4つを特徴とし、精神科・心療内科受診に抵抗のある方にこそ選ばれる医院を目指しております。
1.心身に不調を感じているにもかかわらず、日中忙しいことにより精神科・心療内科の受診を躊躇する方のニーズに応えるため、当院は日中の診療に加え、夜間・休日診療も行います。
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