精神科医のタイプ4分類。

皆さん、お加減どうですか?

どうも、いつも診る院長の清水です。

私も、そこそこ長いこと精神科医をやってきて、他の精神科の先生たちと付き合ってきましたけどね。

そこで感じてきた、精神科医の分類を

「あくまで私目線で」

ここで発表してもいいですか?

うん。もう、ダメって言われてもするけどね。

ごめんやけど。

自己問題解決型

医師 自己解決

自己の性格や特性、その他から何かしらの生きづらさを感じており、その問題を解決するため精神科医になった、精神医療に関心の高いタイプ。

基本的には勉強熱心で情熱的、患者の役に立つモチベーションも高いことが多いです。

ただし、その特性故に、感情的になりやすく、患者の問題を1人で抱え込んだり、感情的に反応してしまうこともしばしば。

よく言う台詞は

「死んじゃだめですよ・・・私はあなたに死んでほしくないんですよ!」

「何でしっかり薬飲まないんですか!ダメじゃないですか!」

・・・アツく、熱心なタイプですが、時として空回りすることもあります。

リア充型

コミュニケーション

人とのコミュニケーションが好きで、精神科医になったタイプ。

人懐っこく、対人距離が近い。

そこそこ人生うまくいっており、患者の事を感情的には理解できない事も多いですが、それ故に適切な距離がとれている。

冗談が好きで、診察中にも笑いあり。

よく言うセリフは

「うん、うん、なるほどね!・・・わかる!そういう考えは好きよ(笑)」

「困るよね〜・・・、どうしたらいいんだろうね?」

質問をしても、ふわっとした回答しか返ってこないことも多いが、人たらしで患者さんからの人気が高いことが多いです。

研究型

脳科学や心理学、哲学や倫理学を突き詰めるのが好きで、人間の思考に学問的な興味を感じて精神科医になったタイプ。

患者の回復よりも知的関心が優先されるのが自己問題解決型との違い。

自身の仮説を検証したり、新しい心理療法や薬物療法を試しがち。

大学病院や基幹病院によく生息しています。

よく言う台詞は

「それってエビデンスあるんですか?」

「それがあなたの考えなのですね」

堅物が多くとっつきにくいが、質問をすると的確に返してくれます。

合理主義型

医者の中では精神科医の仕事が体力的に楽なのに気づいてしまって、精神科医になったタイプ。

共感性が低く、サイコパスの味わいがある。

精神医療の限界を熟知しており、

親身になって話を聞いてくれないことも多く、ドライな印象を与えがち。

しかし、患者には過剰な期待をさせず、適切な距離を保ちつつ、治療の枠組みから逸脱しないことから、患者が安定していくこともしばしば。

決め台詞は

「私にはこれ以上はできないから、、、次の方どうぞ」

「あと診察時間が5分しか残っていませんが・・・今相談されている話を、続けたほうがいいですか?」

いかがでしょうか。

皆さんの主治医は、どれかの分類に当てはまりそうですか?

我々の領域は、医師とのコミュニケーションが改善のための糸口にもなり得るため、

医師との相性が非常に重要です。

ご自身にあった先生を見つけられると良いですね。

ちなみに私のタイプは・・・

実際に診察を受けて確認してください(笑)

それでは皆さん、お大事に。

2025.9.26更新:レイアウト等の修正