診断書の値段は?どうしたら貰える?診断書に関するQ&A

診断書に関わるQ&A

診断書 値段 もらい方

 

皆さん、お加減どうですか?

どうも。いつも診る院長の清水です。

今日は、診断書についてよく寄せられる疑問を、

一気に解決します。

長丁場になるので、心して読んでくださいね。

では、参ります!

 

そもそも診断書とは?

医師の責任のもとに発行される公的書類です。

診断書には様々な種類と様式があり、

病気であることの証明として用いられる診断書だけでなく、

人が亡くなったことを証明する死亡診断書、

保険会社に障害を証明する障害診断書、

施設入所に必要となる入所診断書などがあります。

公的なものだけでも、50種類以上あるそうです。

 

診断書の用途は?効力はいつまで?

診断書はさまざまな用途に用いられます。

(1)障害や疾患を理由に、休職・休学するため、または環境調整を要請するため
(2)様々な公的福祉制度を利用するため
(3)民間の保険(生命保険、労災保険)を利用するため

当院では、(1)の発行が最も多いです。

厳密には診断書ではなく申請書になりますが、

休職中でも無給にならないために、健康保険傷病手当金申請書は合わせて申請しましょう。

(2)としては、医療費の負担が1割になる自立支援医療を利用するための自立支援医療診断書

税金の減免や各種サービスが受けられる精神障害者保健福祉手帳を取得するための精神保健福祉手帳用診断書などがよく発行されます。

年単位で治療が必要な病態であれば、それらのサービスを利用していくことをお勧めします。

診断書は発行した当日から効力を発揮し、有効期限に限度はありませんが、

「診断した日は、そのように判断したよ?そのあとは知らんけど」

という意味ですので、

発行から数ヶ月経過してから提出しても、

効力がないと判断されるケースもありますので、注意しましょう。

 

診断書はいつ貰える?もらえない時ってあるの?

診断書は、直接診察した医師のみが発行できます。

診断書は即日発行から二週間程度経ってから発行と、

医療機関によって差があります。

医師の診察を受けた場合、

医師法第19条2項では、医師は、診断書の求めがあればこれを記載、発行する義務があると定められており、

基本的には発行される事が多いです。

ただし、以下の場合は発行を拒否できるとされているため、

下記に当てはまる場合は注意しましょう。

(1)患者の状態を鑑み、病名の告知が望ましくない時

(2)恐喝・詐欺などに不正利用される恐れのある場合

(3)第三者による請求の場合(友人・家族等)

(4)医学判断が不可能な場合や、医師が必要がないと判断した時

(5)虚偽の記載を求められたとき

 

・・・なので、発行の義務があると言いつつ、

その判断は医師に委ねられており、

現実的には(1)や(4)を理由に、断られる事があります・・・。

 

診断書にかかる費用はいくら?

診断書の作成費用は保険適応外につき、

医院が自由に決めていいものとされます。

医療経営情報研究所の報告によれば、各医療機関でばらつきが大きく、

平均的には3,665円で、その幅は1,000〜10,500円と、差があったとのことでした。

一般的には、福祉用の診断書、民間保険用の診断書など、

医師の負担が大きいものは割高になる傾向があります。

 

診断書の内容は、依頼できるの?

用途に沿って、記載して欲しい内容を依頼することは可能です。

しかし、最終的に記載できるかどうかは、医師の判断になりますので、

その通りに記載できない可能性もあります。

よくあるケースですが、「パワハラが理由だと書いて欲しい」など、

第三者からの影響で罹患したことを証明して欲しいと依頼されることはありますが、

診断書はあくまで患者の病状を証明するものですので、

発症の因果関係を証明するものではなく、上記の(4)の理由に記載不可となります。

 

診断書を出したのに、休職できないことってあるの?

診断書に「休職が必要である」と記載されているにも関わらず、

会社側が休職をさせず業務を継続させることは、

後々重大な安全配慮義務違反を問われる可能性があり、会社側にとってもリスクが高いのです。

万一休職の指示が出ているにも関わらず休職できないなど、

記載内容と処遇の不一致があった際は、労基署に相談してみるのも良いでしょう。

ただし、個人事業主に雇用されている場合などで、

いわゆる「労働者」に該当しない場合は、注意が必要になります。

参考URL(https://freenance.net/media/legal/21409/#i-2)

 

診断書で休職するメリットとデメリット

診断書を提出して休職すると、ストレスから解放され、心身の療養に専念できます。

遅刻が怖くて睡眠深度を深める薬剤を使えなかった方も、それらの薬剤を試すこともできます。

また、休職中の自由な時間を使って、自分のキャリアを見つめなおして人生の選択を再考したり、

ストレスへの対処法を身に着けたりスキルアップをし、復職の際高いパフォーマンスを発揮できることもあります。

一方、労災保険の休業補償制度や健康保険の傷病手当金などの社会資源を使っても、

ある程度の減収は覚悟しなければなりません。

休職期間だからといって、各種税金や保険料が免除されるわけではなく、

勤務時よりも生活が苦しくなるのはデメリットとして挙げられます。

また、これもよくある事ですが、社内での評価が下がることを懸念される場合もあります。

「あの人が休んだから業務量が増えた・・・」
「業務に耐えられない軟弱な奴・・・」
「あいつは病気だから、責任ある仕事は無理だ・・・」

という悪評が広がり、復職し難い環境に身を置かれることもあり得ます。
仕事がやりづらくなるばかりか、昇進に影響してくる可能性もあるでしょう。

ですが。ここで考えて欲しい事があります。

もし、あなたがメンタルの調子を崩して休職したとき、
冷ややかな目を向けて理解してくれない会社・同僚たちに囲まれていたとしたら、

その会社でずっとやっていく価値があるのでしょうか?

その会社にいる事があなたの人生にとって幸せな事でしょうか?

休職した後、退職・転職に踏み切る方は約半数ほどいらっしゃるようです。

今後のキャリアや人生について、深く考えて行動する事をお勧めします。

診断書を発行される前は、迷う方も多いのですが、

発行して何らかの措置がとられると

「早く診断書をもらっておけばよかった」と、

デメリットよりもメリットが大きいと感じてくれる方が多い印象です。

 

精神科・心療内科の診断書、当日発行するなら新宿|高田馬場のライトメンタルクリニック

いかがでしょうか?

本日はよく寄せられる診断書に関するQ&Aについてまとめました。

当院「ライトメンタルクリニック」は、診断書は原則当日発行であり、

休職の手続きや傷病手当金の申請について、知見のあるスタッフへの相談もできます。

当院は高田馬場駅、西早稲田駅から最寄りの、新宿区の心療内科・精神科・児童精神科です。

土日祝・夜間診療を行い、困った時にはすぐ対応できる体制を整えております。

女性医師を配置しており、男性に相談するのが抵抗があるお悩みも相談しやすく、

またお薬にとらわれない治療も広く行なっております。

診断書を使って、緊急回避することも大事ですが、

それ以上に大事なのは、改善した後に再発しないことです。

当院では予防医療を重視し、再発予防のための作戦についても、

患者さまと一緒に検討することができます!

ぜひ、受診を検討してみて下さい。

それでは皆さん、お大事に。

更新:2024.3.5

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 医療法人社団 燈心会
ライトメンタルクリニック
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※土・日の19:00~23:00はカウンセリングのみ
※祝日は原則診療

診療科目 心療内科、精神科、児童精神科、美容皮膚科

ライトメンタルクリニックは、新宿・高田馬場にて夜間診療を行っている精神科・心療内科クリニックです。次に掲げる考え方のもと、「夜間・休日含む常時診療」「非薬物療法の充実」「遠隔診療の実施」「プライバシーの配慮」の4つを特徴とし、精神科・心療内科受診に抵抗のある方にこそ選ばれる医院を目指しております。
1.心身に不調を感じているにもかかわらず、日中忙しいことにより精神科・心療内科の受診を躊躇する方のニーズに応えるため、当院は日中の診療に加え、夜間・休日診療も行います。
2.副作用のリスク等から、薬物療法に抵抗感を感じる方にも精神科・心療内科の受診を検討いただけるよう、非薬物療法を充実させています。
3.通院が困難な方のニーズに応えるため、オンライン診療を実施しています。
4.仕切りを設けた待合室により、患者さま同士が極力顔を合わせずに診療を終える事ができます。
このほか、夜間のひとときをリラックスしてお過ごしいただけるための環境整備に努めてまいります。