薬物療法は重要な治療法の一つ
【お薬に頼らない最新治療!これでうつ病が治る!】
【統合失調症はビタミン不足が原因!
向精神病薬は害あって一利なし!】
嗚呼…。本当、そうだったら良いよね…。
どうも、院長の清水でございます。
今回は、薬物療法についてのお話をしたいと思います。
上述したキャッチコピー、週刊誌に溢れていますよね。
場合によっては、巷のクリニックでも謳っている事があります。
…その場合、そのDrは精神科医でない可能性を疑った方がいいです。
私のクリニックは非薬物療法を充実させていますが、決して、薬物療法はダメ!ゼッッタイという立場ではありません。
統合失調症のように、まず薬物療法!という精神疾患もありますし、
(服薬が維持できないと、他の治療をするために必要な疎通性も保たれません…)
うつ病や双極性障害でも、その症状が生活に支障をきたすレベルであれば迷わずに、少なくとも一時的には薬物療法を勧めます。
(ちなみに、精神疾患は治癒という概念がなく、良くて“寛解”。再発の可能性は常にあります)
確かに、薬物療法の副作用は無視できません。
しかし同様に、薬物療法の効果やコストパフォーマンスの方も無視してはいけません。
まともな精神医学のトレーニングを受けていれば、まずもって効果と費用のバランスがよいのは薬物療法である事を叩き込まれるはずなので、薬物療法を邪険にする医師は、精神医学に精通していないかも?と疑った方がよいでしょう。
しかし、薬が必要!薬が必要!といくら医師が言っても、そもそも受診していただかなければ治療そのものが始まりません。
当院では、そうった方の受診抵抗を低くするため非薬物療法を準備しているので、薬はダメだよ!自由診療をした方がいいよ!という立ち位置ではない事を改めて共有しておきます。
非薬物療法に関しても、医学的にエビデンスがある程度確立しているものをご用意しています。
他の医院で既に治療中の方も、是非当院をご利用下さい。
当院の非薬物療法ーtDCSと心理療法
当院は、ストレスに対する免疫力をつける認知行動療法を受ける事ができます。
また、経頭蓋直流電気刺激:tDCSは、ストレスからうつ病になりやすい方のセルフメンテナンス法として
優れた効果が認められつつあります。
また、今精神的な症状で困っているけど、病院を受診するレベルかわからない、あるいは受診したくない、という方もいるでしょう。
そのような方にとっては、当院のコラムや診断ツールも参考になると思います。
既に薬物療法を行なっている患者さんにも役立つ情報を載せていますよ。
このような自分でできる知識をつけておくのも、薬から離れていく為に大切ですね。
それでは、皆さん。お大事に。
2025.8.29更新:レイアウト等の修正