メンタルヘルスコラム

【精神科専門医解説】トリンテリックス(ボルチオキセチン)の効果・作用機序・副作用|認知機能・性機能・離脱まで メタディスクリプション案

  • 更新日:2026.09.26
  • 公開日:2026.09.25

はじめに

トリンテリックス(一般名:ボルチオキセチン)は、
日本で「うつ病・うつ状態」の治療に使用されている抗うつ薬です。

セロトニンの再取り込みを阻害するだけでなく、
複数のセロトニン受容体にも作用するという特徴があります。

抗うつ薬は単純に「どの薬が一番強いか」で選ぶものではありません。
抑うつ気分や不安に加えて、
集中できない、考えがまとまらない、頭が働かないといった認知症状、
性機能への影響、体重、眠気、副作用なども考慮しながら選択します。

トリンテリックスは、
こうした治療後の生活機能まで考えて抗うつ薬を選ぶ際に、
特徴を活かしやすい薬の一つです。

この記事のポイント

  • SERT阻害に加えて複数のセロトニン受容体を調節する抗うつ薬
  • 通常10mgを1日1回服用し、必要に応じて20mgまで増量
  • うつ病に伴う集中力・処理速度などの認知症状について研究が行われている
  • SSRIによる性機能障害が問題となった場合の切り替え候補になることがある
  • 代表的な副作用は悪心・吐き気
  • 半減期が約65〜68時間と長く、血中濃度が比較的ゆっくり変化する

トリンテリックスの基本情報

一般名
ボルチオキセチン臭化水素酸塩
代表商品名
トリンテリックス
薬効分類
セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節剤
国内承認適応
うつ病・うつ状態
通常用量
10mgを1日1回
最大用量
20mg/日
増量間隔
1週間以上
半減期
約65〜68時間
食事の影響
臨床的に大きな影響なし

トリンテリックスの作用機序

トリンテリックスは、
セロトニントランスポーター(SERT)を阻害し、
神経細胞から放出されたセロトニンが
再び取り込まれるのを抑えます。

その結果、
シナプス間隙で作用するセロトニンが増加します。
この点は一般的なSSRIと共通しています。

一方、トリンテリックスはSERT阻害に加えて、
複数のセロトニン受容体にも直接作用します。

  • 5-HT1A受容体:
    アゴニスト
  • 5-HT1B受容体:
    部分アゴニスト
  • 5-HT1D受容体:
    アンタゴニスト
  • 5-HT3受容体:
    アンタゴニスト
  • 5-HT7受容体:
    アンタゴニスト
トリンテリックス(ボルチオキセチン)の作用機序。SERT阻害と複数のセロトニン受容体調節
トリンテリックスはSERT阻害に加えて、
複数のセロトニン受容体を調節します。

このように複数の作用機序を持つため、
ボルチオキセチンは
マルチモーダルなセロトニン作動性抗うつ薬
と表現されることがあります。

前臨床研究では、
セロトニン系だけでなく、
GABA、グルタミン酸、ドパミン、ノルアドレナリン、
アセチルコリンなどの神経伝達にも
間接的な影響を及ぼすことが示唆されています。


作用する場所が多いからといって、
必ずしも他の抗うつ薬より強力という意味ではありません

トリンテリックスの特徴は、
単純な抗うつ効果の強さだけではなく、
認知症状や性機能、副作用の出方なども含めて
治療を組み立てられることにあります。

トリンテリックスにはどの程度の抗うつ効果がある?

国内で行われた臨床試験では、
トリンテリックス10mgおよび20mgのいずれでも、
プラセボと比較してうつ症状の改善が認められています。

投与群 MADRS変化量 プラセボとの差
プラセボ −12.37 ―
10mg −15.03 −2.66
20mg −15.45 −3.07

20mgでは平均的な改善幅がやや大きくなっていますが、

10mgで十分に改善している場合に、
必ず20mgへ増量しなければならないわけではありません。

10mgで効果が十分でなく、
吐き気などの副作用にも問題がなければ、
20mgへの増量を検討します。

「頭が働かない」などの認知症状への効果

うつ病では、
気分の落ち込みだけでなく、
認知機能と呼ばれる能力が低下することがあります。

たとえば次のような症状です。

  • 集中が続かない
  • 文章を読んでも内容が頭に入らない
  • 仕事の処理速度が以前より遅い
  • 考えをまとめるのに時間がかかる
  • 複数の作業を同時に進めにくい
  • 判断や意思決定が難しい
  • 「頭にもやがかかっている」と感じる

こうした症状は、
抑うつ気分そのものが改善した後にも
残ることがあります。

ボルチオキセチンでは、
DSST(Digit Symbol Substitution Test)などの
認知機能検査を用いた複数の臨床試験で、
処理速度、注意、実行機能などの改善が報告されています。

一部の解析では、
こうした変化のすべてを
抑うつ症状の改善だけでは説明できない可能性も示されています。

認知機能だけを改善するための薬ではありません

トリンテリックスの国内での適応は
「うつ病・うつ状態」です。

また、
認知機能に対して
すべての抗うつ薬より優れていることが
確立しているわけではありません。

そのため、

うつ病に伴う集中力低下や処理速度低下などが
治療上の重要な課題になっている場合に、
選択肢として考えやすい薬

と捉えるのが適切です。

性機能への影響は比較的少ない?

SSRIやSNRIでは、
性欲の低下、射精の遅れ、
オーガズムに達しにくい、
勃起しにくいといった
性機能障害が問題になることがあります。

トリンテリックスでも
性機能障害が起こる可能性はあるため、
「性機能に全く影響しない薬」ではありません。

一方、
SSRIによって性機能障害が生じた患者さんを対象に、
ボルチオキセチンまたはエスシタロプラムへ変更した臨床試験では、
ボルチオキセチンへ変更した群で
性機能の改善がより大きかったことが報告されています。

薬を続けられるかどうかにも関わる問題です

抗うつ薬による性機能障害は、
医師に相談しにくい副作用の一つですが、
服薬中断の原因になることもあります。

SSRIの効果は得られているものの、
性機能への影響が治療継続の妨げになっている場合には、
トリンテリックスへの変更を検討することがあります。

体重増加や眠気は少ない?

トリンテリックスは、
ミルタザピンなどと比較すると、
強い食欲増加や鎮静を主な特徴とする抗うつ薬ではありません。

そのため、
体重増加や日中の眠気をできるだけ避けたい場合には
選択肢になりやすい薬の一つです。

ただし、

「体重が増えない」「眠くならない」と
言い切れる薬ではありません。

服用後の体重変化や眠気には個人差があるため、
実際の経過をみながら判断します。

用法・用量|10mgと20mgの使い分け

通常は
10mgを1日1回
服用します。

効果と副作用をみながら、
必要に応じて20mgまで増量することができます。

増量する場合は、
1週間以上の間隔
をあけます。

用量 使い方の目安
10mg/日 標準的な用量。
まずは効果と副作用を確認
20mg/日 10mgで効果が不十分で、
副作用に問題がない場合に検討

CYP2D6阻害薬との併用

ボルチオキセチンは、
肝臓の薬物代謝酵素である
CYP2D6の影響を受けます。

パロキセチンなど
CYP2D6を阻害する薬と併用すると、
トリンテリックスの血中濃度が上昇することがあります。

CYP2D6を強く阻害する薬を使用している場合や、
CYP2D6の代謝能力が低いことがわかっている場合には、
10mgを上限として使用することが望ましい
とされています。

朝と夜、どちらに飲む?

トリンテリックスは、
食事によって吸収が大きく変化する薬ではありません。

そのため、
必ず朝食後、夕食後と決められているわけではありません。

吐き気、眠気、不眠の出方や、
生活リズム、飲み忘れにくさなどを考えて
服用時間を決めます。

代表的な副作用は悪心・吐き気

トリンテリックスで
特に注意したい副作用が
悪心、いわゆる吐き気です。

国内第III相試験では、
悪心は10mg群で12.1%、
20mg群で15.3%に認められました。

用量が増えると、
吐き気がやや起こりやすくなる傾向があります。

副作用 特徴
悪心・吐き気 代表的な副作用。
特に開始初期や増量後に注意
嘔吐・下痢・便秘 消化器症状としてみられることがある
眠気 日中の活動や運転への影響を確認
不眠 患者さんによっては服用時間を調整
頭痛・めまい 開始時や増量時にみられることがある
性機能障害 起こる可能性はあるが、
SSRIからの変更で改善する場合もある

吐き気が出たらどうする?

トリンテリックスによる吐き気は、
服用を開始した比較的早い時期にみられることがあります。

症状が軽い場合には、
治療を続けているうちに軽くなっていくこともありますが、
症状の程度や経過には個人差があります。

食事によって薬の吸収が大きく変わるわけではありませんが、
吐き気がある場合には
食後に服用すると楽になる患者さんもいます。

執筆者の臨床的見解|吐き気への対処

精神科診療では、
トリンテリックスによる吐き気が
服薬継続の妨げになる場合があります。

私自身は、
患者さんの症状や体質に応じて、

六君子湯、モサプリド(ガスモチン)、
ドンペリドン

などを短期間併用することがあります。

もともと胃もたれや食欲低下などを伴っている場合には
六君子湯、
胃の動きが低下していると考えられる場合には
モサプリドを選択することがあります。

吐き気そのものが強い場合には、
ドンペリドンを短期間使用することもあります。

ただし、
これらは

トリンテリックスによる悪心に対する
効果が十分な臨床試験によって確立された
専用の治療法ではありません。

症状、既往歴、併用薬などを考慮しながら行う
対症的な治療です。

特にドンペリドンには
QT延長など心臓への影響があるため、
心疾患、電解質異常、
QT延長を起こす可能性のある薬剤を使用している場合などには
慎重な判断が必要です。

吐き気が強い場合には、
我慢して飲み続けたり、
自己判断で急に中止したりせず、
主治医に相談してください。

服用時間や用量の調整、
対症療法、
必要に応じて別の抗うつ薬への変更を検討します。

半減期が長く、血中濃度がゆっくり低下する

ボルチオキセチンの半減期は、
およそ
65〜68時間
です。

半減期とは、
血液中の薬の濃度が半分になるまでの時間を指します。

抗うつ薬の中では比較的長いため、
服用後の血中濃度が急激に下がりにくいという特徴があります。


1回飲み忘れただけで薬が急に抜けるわけではありません

半減期が長いため、
1回の飲み忘れで
血中濃度が突然大きく低下する薬ではありません。

ただし、
意図的に飲んだり飲まなかったりする
不規則な服用は避けましょう。

離脱症状は起こる?

トリンテリックスは、
ベンゾジアゼピン系抗不安薬や睡眠薬のような
依存を特徴とする薬ではありません。

ただし、

「依存しないこと」と
「急に中止しても何も起こらないこと」は別です。

抗うつ薬を急に中止すると、
不安、焦燥、めまい、
感覚の違和感、頭痛、悪心などの
中断症状が生じることがあります。

トリンテリックスは半減期が長いため、
半減期の短い抗うつ薬と比較すると
血中濃度はゆっくり低下します。

このため、
中断時の血中濃度変化が比較的穏やかなことは
臨床上の利点の一つと考えられます。

それでも
「離脱症状が絶対に起こらない薬」ではありません。

中止する場合には、
症状の状態を確認しながら
主治医と相談して減量します。

重大な副作用・注意点

頻度は高くありませんが、
次のような重大な副作用が報告されています。

  • セロトニン症候群
  • 痙攣
  • SIADH・低ナトリウム血症

また、
NSAIDs、抗血小板薬、抗凝固薬などを使用している患者さんでは、
出血傾向にも注意が必要です。

双極性障害では躁転に注意

うつ状態で受診した患者さんの中には、
実際には双極性障害のうつ状態である方が含まれています。

双極性障害の患者さんに抗うつ薬を使用すると、
軽躁状態や躁状態へ変化することがあります。

そのため、
過去に
「ほとんど眠らなくても平気だった」
「異常に活動的だった」
「普段より極端に気分が高揚していた」
といった時期がなかったかを確認することが重要です。

若年者では治療開始後の変化を慎重にみる

抗うつ薬では、
特に若年者において、
治療開始初期や用量変更時の
自殺念慮、焦燥、易刺激性などの変化に注意が必要です。

18歳未満への使用については、
有効性と安全性を慎重に検討します。

薬物相互作用

薬剤・成分 注意点
MAO阻害薬 併用禁忌。
セロトニン症候群の危険
SSRI・SNRI・トラマドール・リチウム等 セロトニン作用が強くなりすぎないよう注意
CYP2D6阻害薬
パロキセチン等
トリンテリックスの血中濃度が
上昇する可能性
カルバマゼピン・フェニトイン・
リファンピシン等
トリンテリックスの血中濃度が
低下する可能性
NSAIDs・抗血小板薬・抗凝固薬等 出血傾向に注意
アルコール 治療中の飲酒はできるだけ避ける

他の抗うつ薬との違い

薬剤・薬剤群 特徴 選択時に意識する点
トリンテリックス
ボルチオキセチン
認知症状について比較的多く研究されている。
性機能への影響が比較的小さい可能性。
半減期が長い
吐き気が代表的な副作用。
他剤より一律に強いわけではない
SSRI
エスシタロプラム
セルトラリン等
抗うつ・抗不安治療で
幅広く使用される
性機能障害、
消化器症状などに注意
SNRI
デュロキセチン
ベンラファキシン等
セロトニンに加えて
ノルアドレナリン系にも作用
悪心、発汗、血圧、
中断症状などを考慮
NaSSA
ミルタザピン
不眠や食欲低下が強い場合に
特徴を活かせることがある
眠気、食欲増加、
体重増加が問題になりやすい

執筆者の臨床的見解|どのような患者さんに使いやすい?


トリンテリックスは「強さ」だけで選ぶ抗うつ薬ではない

私はトリンテリックスを、
単純に
「新しいから優れている」
「SSRIより強い」
という理由で選ぶ薬とは考えていません。

エスシタロプラム、セルトラリン、
デュロキセチン、ベンラファキシンなどにも、
抗うつ薬として十分な治療効果があります。

トリンテリックスの特徴が活きるのは、

気分の改善だけでなく、
治療後にどのような生活へ戻りたいかまで考えて
薬を選ぶ場合

だと思います。

たとえば、
「気分は少し楽になったのに頭が働かない」
「復職したが以前のように仕事を処理できない」
「集中力や判断力がなかなか戻らない」
といった症状が目立つ患者さんでは、
選択肢として考えやすい薬です。

また、
SSRIでうつ症状は改善していても、
性機能障害のため治療継続が難しくなっている場合には、
トリンテリックスへの切り替えを検討することがあります。

半減期が長いため、
服薬時間が多少ずれたり、
1回飲み忘れたりした際の
血中濃度の変化が比較的緩やかな点も、
日常診療では扱いやすい特徴です。

一方、
強い不眠と食欲低下が前面に出ている場合には、
ミルタザピンの特徴が役立つことがあります。

慢性疼痛を伴う患者さんでは、
デュロキセチンを優先する理由がある場合もあります。

また、
もともと胃腸が弱く、
吐き気に非常に敏感な患者さんでは、
トリンテリックス以外の薬を先に考えることもあります。


トリンテリックスは
「最も強い抗うつ薬」というより、
改善したい症状と避けたい副作用が
本剤の特徴とうまく一致したときに
使いやすい抗うつ薬

と考えています。

よくある質問

トリンテリックスはどのくらいで効きますか?

飲んだその日に
うつ症状が大きく改善する薬ではありません。

通常は数週間単位で、
気分、意欲、不安、集中力、
睡眠や生活機能などの変化を評価します。

10mgで効かなければ20mgにした方がよいですか?

10mgで効果が十分でなく、
副作用にも問題がなければ
20mgへの増量を検討します。

10mgで十分に改善している場合に、
必ず20mgまで増量する必要はありません。

朝と夜、どちらに飲めばよいですか?

必ず朝または夜と決められている薬ではありません。

吐き気、眠気、不眠、
飲み忘れにくさなどに応じて調整します。

食後でなくても飲めますか?

食事によって薬の吸収が
大きく変化するわけではありません。

吐き気がある場合には、
食後に服用することで楽になることがあります。

太りにくい抗うつ薬ですか?

体重増加を特に起こしやすい抗うつ薬ではありません。

ただし、
体重増加が全く起こらないわけではないため、
長期治療では体重変化も確認します。

性欲は低下しませんか?

トリンテリックスでも
性機能障害が起こる可能性はあります。

一方で、
SSRIによる性機能障害が問題となった場合には、
トリンテリックスへの変更によって
改善する可能性があります。

依存しますか?

ベンゾジアゼピン系抗不安薬や睡眠薬のような
依存を特徴とする薬ではありません。

ただし、
急に中止すると中断症状が生じる可能性があるため、
中止するときは主治医と相談してください。

1日飲み忘れたら急に悪くなりますか?

半減期が約65〜68時間と長いため、
1回の飲み忘れだけで
血中濃度が急激に低下する薬ではありません。

ただし、
飲んだり飲まなかったりする
不規則な服用は避けてください。

頓服として使えますか?

トリンテリックスは
不安になったときだけ飲むような
頓服用の薬ではありません。

原則として毎日継続して服用し、
数週間単位で治療効果を評価します。

関連する疾患・治療

まとめ

トリンテリックス(ボルチオキセチン)は、
セロトニンの再取り込みを阻害するだけでなく、
複数のセロトニン受容体にも作用する抗うつ薬です。

国内では
「うつ病・うつ状態」に対して、
通常10mgを1日1回服用し、
必要に応じて最大20mgまで調整します。

抗うつ効果そのものが
SSRIやSNRIより一律に強いという薬ではありません。

一方で、
うつ病に伴う集中力や処理速度などの認知症状について
比較的多く研究されていること、
性機能への影響が比較的小さい可能性があること、
半減期が約65〜68時間と長いことなどが特徴です。

代表的な副作用は悪心・吐き気です。
症状が強い場合には、
服用時間や用量の調整、
必要に応じた対症療法を行います。

抗うつ薬は、
単純な「強さ」だけではなく、
患者さんが改善したい症状、
避けたい副作用、
睡眠、体重、生活や仕事への影響などを考えながら
選択することが重要です。

執筆者

清水聖童

ライトメンタルクリニック 渋谷本院 院長

清水聖童 (Seido Shimizu)

精神保健指定医 /
日本精神神経学会認定専門医 /
認知症サポート医 /
コンサータ処方登録医

引用・参考文献

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    トリンテリックス錠10mg/20mg
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    Front Psychiatry.
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  6. 井上猛ほか 編.
    『こころの治療薬ハンドブック 第16版』.
    星和書店; 2026.
  7. 樋口輝彦ほか 編.
    『今日の精神疾患治療指針 第2版』.
    医学書院; 2016.
  8. 姫井昭男.
    『精神科の薬がわかる本 第5版』.
    医学書院; 2024.
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