―カップルセラピー
―家族療法
―ペアレント・トレーニング
―ダイエット・カウンセリング
(CBT-OB)


当院では、心の問題や生きづらさを抱える方に対して、臨床心理士・公認心理師による心理カウンセリングを提供しています。カウンセリングとは、専門的な知識と技法を持つ心理の専門家が、対話を通じて問題の整理や気持ちの理解をお手伝いし、よりよい生活への一歩を支援するものです。
心理カウンセリングとは
心理カウンセリングは、悩みや困りごとについて心理職と対話しながら、気持ちや状況を整理し、自分に合った対処や選択肢を見つけていく支援です。話をするだけでなく、必要に応じて考え方や行動のパターンにも目を向けていきます。
対処や選択肢を見つける
診察との違い
目的に合わせて進め方を選ぶ
薬物療法と心理カウンセリングの違い
薬物療法と心理カウンセリングは、どちらもこころの不調に対する治療・支援の方法ですが、働きかける対象や進め方が異なります。どちらか一方を選ぶのではなく、状態や目的に応じて組み合わせることもあります。
| 比較するポイント | 薬物療法 | 心理カウンセリング |
|---|---|---|
| 主な目的 | 不安や抑うつ、不眠などの 症状を和らげる | 悩みを整理し、 考え方や行動、対人関係などに取り組む |
| アプローチ | 薬を用いて症状や心身の状態に働きかける | 対話や心理的な技法を通して取り組む |
| 主に扱うこと | 不安、抑うつ、不眠、気分の波など | 感情、考え方、行動、人間関係、 つらい体験など |
| 担当 | 医師 | 心理職 |
| 進め方 | 診察で状態を確認しながら、 薬の種類や量を調整する | 目標を確認しながら、 対話や課題への取り組みを継続する |
| 併用 | 心理カウンセリングと併用できます | 薬物療法と併用できます |
薬物療法
症状を和らげ、日常生活を送りやすくする
薬物療法は、不安、抑うつ、不眠、気分の波などの症状に対して、 薬を用いて改善を図る治療です。 医師が症状や経過、身体の状態などを確認しながら、 必要に応じて薬の種類や量を調整します。
症状が強く日常生活に大きな支障が出ている場合には、 まず症状を和らげることが重要になることもあります。
心理カウンセリング
気持ちや状況を整理し、対処の方法を考える
心理カウンセリングでは、対話を通して気持ちや状況を整理し、 考え方や行動、人間関係などにも目を向けながら、 困りごとへの対処を考えていきます。
相談内容や目的に応じて、来談者中心療法(CCT)、 認知行動療法(CBT)、対人関係療法(IPT)、 トラウマ治療(EMDR)などの方法を取り入れることもあります。
どちらか一方に決める必要はありません
薬物療法と心理カウンセリングには、それぞれ異なる役割があります。 症状を薬物療法で和らげながら、カウンセリングで考え方や行動、 人間関係などに取り組むこともできます。
受けたいカウンセリングが決まっている場合は、 心理カウンセリングを直接ご予約いただけます。 一方、現在の状態を整理し、薬物療法を含めて 自分に合った方法を検討したい場合は、 まず精神科・心療内科または児童・思春期精神科の診察からご相談ください。
相談できる内容
明確な診断名がなくても、日常生活で感じている困りごとや、人との関係、考え方の癖などについて相談できます。困り事の解決が、精神疾患の予防にも繋がります。

気分・不安について
- 気持ちが落ち込む
- 不安や緊張が強い
- 考えすぎて疲れてしまう
- イライラや感情をうまく扱えない
仕事・学校について
- 仕事や学校に行くのがつらい
- 職場や学校になじめない
- 失敗や周囲からの評価が気になる
- 休職・復職、進学などで迷っている
人間関係について
- 人との距離感が難しい
- 相手の反応を気にしすぎてしまう
- 人付き合いで疲れてしまう
- 同じような対人関係の悩みを繰り返す
発達特性・生きづらさについて
- 周囲との違いを感じる
- 予定や時間の管理が苦手
- コミュニケーションでつまずきやすい
- 自分の特性との付き合い方を知りたい
家族・パートナーについて
- 夫婦・パートナーとの関係に悩んでいる
- 家族とのコミュニケーションが難しい
- 子どもへの接し方に迷っている
- 家族の問題を一人で抱えている
自分自身について
- 自分に自信が持てない
- 自分が何をしたいのかわからない
- 同じ問題を繰り返してしまう
- 自分の考え方や性格をもっと理解したい
カウンセリングの種類
カウンセリングには、悩みを言葉にしながら整理するものから、考え方や行動のパターンに取り組む方法、家族やパートナーとの関係を扱うものまで、さまざまな方法があります。当院では、相談内容や目的に合わせて複数のカウンセリングに対応しています。
自分自身の悩みや症状に取り組む
来談者中心療法(CCT)
自分の気持ちや経験を丁寧に言葉にする
自分の感じていることや経験を自由に話しながら、 自己理解を深め、自分自身でこれからの方向性を 見つけていきます。
力動的精神療法
繰り返す感情や人間関係のパターンを理解する
過去の経験や現在の人間関係にも目を向けながら、 自分でも気づきにくい感情や行動のパターンを 理解していきます。
認知行動療法(CBT)
考え方・感情・行動のつながりに取り組む
困りごとが生じる場面を整理し、 考え方や行動のパターンを見直しながら、 より適応的な対処方法を身につけていきます。
対人関係療法(IPT)
現在の対人関係と症状のつながりに目を向ける
人間関係の変化や葛藤、役割の変化などに焦点を当て、 現在抱えている症状や困りごととの関係を 整理していきます。
つらい体験・特定の課題に取り組む
トラウマ治療(EMDR)
つらい体験に伴う記憶や反応に取り組む
過去のつらい体験や、それに関連して生じる 感情・身体反応などを扱いながら、 記憶の処理を促していく方法です。
ダイエット・カウンセリング(CBT-OB)
食行動や生活習慣を認知行動の視点から見直す
食事や体重管理に関わる考え方・行動パターンを整理し、 無理なく続けられる生活習慣や行動の変化を 一緒に考えていきます。
家族・パートナー・子育てに取り組む
カップルセラピー
二人のコミュニケーションや関係性に目を向ける
夫婦やパートナー間のすれ違いや葛藤について、 一方だけの問題とせず、 二人の関係性ややり取りを整理していきます。
家族療法
家族全体の関係やコミュニケーションを考える
個人だけに問題を求めるのではなく、 家族の中で生じている関係性や相互作用にも 目を向けながら取り組みます。
ペアレント・トレーニング
子どもの特徴を理解し、関わり方を身につける
子どもの行動や発達特性を理解しながら、 ほめ方や伝え方、困った行動への対応など、 家庭で実践できる方法を学びます。
当院の心理カウンセリング
どの方法が合うかを最初から決めておく必要はありません。相談したいことや現在の状況を確認しながら、目的に合った進め方を一緒に考えていきます。精神科・心療内科での診療と組み合わせながら利用することもできます。
相談したいこと・現在の困りごと
どのカウンセリングを受けるか、最初から決めておく必要はありません。
心理職と一緒に整理する
目的に合わせて進め方を考える
悩みや目標に合わせて、対話や具体的な技法を取り入れながら進めます。
対話を中心に整理する
気持ちや経験を言葉にしながら、 自己理解を深めたり、問題の背景を整理したりしていきます。
具体的な方法を取り入れて取り組む
症状や課題に応じて、 一定の枠組みや技法を用いながら具体的に取り組みます。
精神科・心療内科の診察との連携
症状や治療状況に応じて、医師による診察とカウンセリングを 組み合わせながら支援することもできます。
どのカウンセリングを選べばよいかわからない方へ
相談したい内容が決まっていれば、技法まで決めておく必要はありません。 どのように進めるか迷っている場合も、現在の悩みや希望を確認しながら相談できます。
カウンセリングの流れ
STEP1
受診・予約方法を選ぶ
受けたいカウンセリングや技法が決まっている方は、カウンセリングを直接ご予約いただけます。一方、「今の状態をまず整理したい」「カウンセリングがよいのか、薬物療法など別の方法がよいのか相談したい」という方は、まず精神科・心療内科ないし児童・思春期精神科の診察をご予約ください。医師が現在の状態を確認し、治療や支援の選択肢を一緒に検討します。
まず医師に相談
現在の状態を整理し、カウンセリングだけでなく、 薬物療法や心理検査なども含めて 自分に合った方法を検討したい方はこちらです。
ご希望の院を選び、精神科・心療内科または 児童・思春期精神科の予約枠へお進みください。
心理カウンセリングを直接予約
CBT・EMDR・カップルセラピーなど、 希望するカウンセリングが決まっている場合は、 医師の診察を経ずに心理カウンセリングを 直接ご予約いただけます。
ご希望の院を選び、 心理カウンセリングの予約枠へお進みください。
STEP2
初回カウンセリング・診察
カウンセリングを直接予約された方は、初回に相談内容や目標を心理職と確認し、希望する方法で進められるかを含めて方針を整理します。診察から始める方は、医師が症状や生活状況などを確認し、カウンセリングを含めた治療・支援方法を検討します。
STEP3
カウンセリングを進める
相談内容や目標に合わせて、対話を通して気持ちや状況を整理したり、認知行動療法(CBT)やEMDRなどの技法を取り入れたりしながら進めます。経過に応じて、取り組むテーマや進め方を調整することもあります。
STEP4
振り返り・今後の方針
カウンセリングの経過を振り返り、困りごとの変化や目標への到達度を確認します。一区切りついた場合は終了を検討し、必要に応じて継続、方法の変更、精神科・心療内科の診察との連携など、今後の支援方針を相談します。
カウンセリングについてよくあるご質問
診察を受けずにカウンセリングだけ予約できますか?
はい。受けたいカウンセリングや技法が決まっている場合は、医師の診察を受けずに心理カウンセリングを直接予約できます。
一方、「今の状態をまず整理したい」「カウンセリングがよいのか、薬物療法など別の方法がよいのか相談したい」という場合は、まず精神科・心療内科または児童・思春期精神科の診察をご予約ください。医師が現在の状態を確認し、治療や支援の選択肢を一緒に検討します。
どのカウンセリングを選べばよいかわかりません
「認知行動療法(CBT)を受けたい」「EMDRを受けたい」など、希望する方法が決まっている場合は、そのカウンセリングを直接予約できます。
一方、自分にどの方法が合うのかわからない場合や、心理検査・薬物療法なども含めて検討したい場合は、まず医師の診察からご相談ください。現在のお悩みや症状を整理したうえで、適した治療・支援方法を検討します。
相談したいことがうまくまとまっていなくても大丈夫ですか?
はい。最初から相談内容をきれいに整理しておく必要はありません。
「何がつらいのか自分でもよくわからない」「うまく説明できない」といった場合も、心理職との対話を通して、現在の困りごとや気持ち、取り組みたいことを少しずつ整理していきます。
どのくらいの頻度・期間でカウンセリングを受けますか?
カウンセリングの頻度や期間は、相談内容や目標、用いる方法によって異なります。
一定の期間や回数を一律に決めるのではなく、カウンセリングを進めながら変化を振り返り、必要に応じて頻度や目標、今後の継続について相談します。一区切りついた段階で終了を検討することもあります。
オンラインでもカウンセリングを受けられますか?
カウンセリングの種類や担当者によって、対面・オンラインなど対応できる方法が異なります。
カウンセリングの内容によっては対面での実施が適している場合もありますので、ご希望のカウンセリングを予約する際に実施方法をご確認ください。
家族やパートナーと一緒に受けることはできますか?
はい。当院では、カップルセラピー、家族療法、ペアレント・トレーニングなど、ご本人だけでなく家族やパートナーとの関係を扱うカウンセリングにも対応しています。
夫婦・パートナー間のすれ違い、家族内のコミュニケーション、子どもとの関わり方など、相談内容に応じて適した方法を選択します。
心理カウンセリングは保険適用ですか?
当院の心理カウンセリングは、原則として自由診療です。
精神科・心療内科の診察とは料金体系が異なるため、カウンセリングの種類や時間ごとの料金をご確認のうえご予約ください。医師の診察とカウンセリングを併用する場合も、それぞれの料金がかかります。
診療メニュー
【来院】心理カウンセリング
心理カウンセリングは、医師の診察を受けずに直接ご予約いただけます。
30分または60分からお選びいただけ、継続して利用される方向けに6回セットもご用意しています。初回・2回目以降・セットメニューの料金は以下をご確認ください。
※金額はすべて税込み表記です。
初回(30分)
¥2,000
2回目以降(30分)
¥4,000
6回セット(30分)
¥18,000
初回(60分)
¥4,000
2回目以降(60分)
¥7,500
6回セット(60分)
¥33,500
【オンライン】心理カウンセリング
心理カウンセリングは、来院のほかオンラインでもご利用いただけます。
ご自宅などから30分または60分の枠でご相談いただけます。継続して利用される方向けのセットメニューもご用意していますので、料金は以下をご確認ください。
※金額はすべて税込み表記です。
予約料330円が別途かかります。
初回(30分)
¥2,000
2回目以降(30分)
¥4,000
6回セット(30分)
¥18,000
初回(60分)
¥4,000
2回目以降(60分)
¥7,500
6回セット(60分)
¥33,500
監修医師・参考文献

引用・参考文献
・American Psychological Association. Understanding psychotherapy and how it works. Updated December 12, 2023.
・World Health Organization. Psychological interventions. Mental Health, Brain Health and Substance Use.
・National Institute for Health and Care Excellence. Depression in adults: treatment and management. NICE guideline NG222. 2022.
・National Institute for Health and Care Excellence. Post-traumatic stress disorder. NICE guideline NG116. 2018.
・National Institute for Health and Care Excellence. Antisocial behaviour and conduct disorders in children and young people: recognition and management. Clinical guideline CG158. 2013; updated 2017.
・Dalle Grave R, Sartirana M, Calugi S. Personalized cognitive-behavioural therapy for obesity (CBT-OB): theory, strategies and procedures. BioPsychoSocial Medicine. 2020;14:5. doi:10.1186/s13030-020-00177-9.
―カップルセラピー
―家族療法
―ペアレント・トレーニング
―ダイエット・カウンセリング
(CBT-OB)
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