児童精神科・思春期外来|子どものこころと発達を支える専門診療

精神科・心療内科
児童精神科 思春期外来
児童精神科

児童精神科・思春期外来とは

子どもや思春期のこころの不調は、大人と同じようには現れないことがあります。
「学校に行けない」「朝起きられない」「イライラが増えた」「集中できない」といった変化の背景に、不安や気分の問題、発達特性、学校や家庭でのストレスなど、さまざまな要因が重なっていることがあります。児童精神科・思春期外来では、目の前の症状だけでなく、これまでの発達、家庭や学校での様子、人間関係などを含めて状態を捉え、子ども本人と周囲の環境の両方から支援を考えます。

子どもの成長を家庭・学校・医療など周囲から支えるイメージ

成長・発達を踏まえて考える

子どもは成長の途中にあり、同じように見える症状でも、 年齢や発達段階によって背景が異なります。 これまでの発達や生活の経過も確認しながら、 現在の状態を整理します。

家庭や学校での様子も大切にする

診察室での様子だけでなく、家庭や学校での過ごし方、 学習、友人関係なども確認します。 日常生活の中で、どのような場面に困りごとが 生じているのかを大切にします。

本人だけでなく周囲も支える

必要に応じて保護者への助言や心理的支援、 学校との連携や環境調整なども検討します。 本人が過ごしやすい環境を、周囲とともに考えていきます。

当院の児童精神科・思春期外来は、 原則として18歳未満の方を対象としています。 18歳以上の方は成人の精神科・心療内科として診療しています。

診断がついていなくてもご相談いただけます

「発達の特性があるかもしれない」「学校に行けなくなった」 「以前と様子が違う」など、原因や診断が分からない段階でも受診できます。 現在のお困りごとを伺いながら、 必要な評価や治療、支援を一緒に考えていきます。

このようなお悩みはありませんか?

子どものこころの不調は、「つらい」「不安」と言葉で表現されるとは限りません。学校生活や行動、身体の不調、人間関係などの変化として現れることもあります。次のような状態が続いている場合は、児童精神科・思春期外来でご相談いただけます。

学校生活に不安や困りごとを抱える子どものイラスト

学校・生活について

  • 学校に行けない、行きたがらない
  • 遅刻や欠席が増えた
  • 朝起きられず、生活リズムが乱れている
  • 勉強についていくことが難しい
  • 学校へ行く前になると体調が悪くなる
集中や行動の困りごとを抱える子どものイラスト

発達・行動について

  • 集中が続きにくい
  • 落ち着きがなく、衝動的に行動する
  • 忘れ物や失くし物が多い
  • 予定の変更や切り替えが苦手
  • こだわりが強く、生活に支障が出ている
不安や気分、身体の不調を抱える子どものイラスト

こころ・身体について

  • 気分の落ち込みが続いている
  • 不安や緊張が強い
  • イライラや怒りが増えた
  • 眠れない、眠りすぎる
  • 頭痛や腹痛などの身体症状を繰り返す
友人関係や家庭での悩みを抱える子どものイラスト

人間関係・家庭について

  • 友人関係で悩んでいる
  • 集団になじみにくい
  • 人との関わりを避けるようになった
  • 親子の衝突が増えた
  • 自室に閉じこもることが増えた
ひとつの症状だけで診断が決まるわけではありません。 年齢や発達段階、症状が続いている期間、 家庭や学校での影響などを確認しながら、 総合的に現在の状態を考えていきます。

主な対象となる疾患・状態

児童精神科・思春期外来では、発達の特性、不安や気分の問題、学校生活への適応の難しさなど、さまざまな状態を診療します。症状が複数重なっていることも多いため、ひとつの診断名だけで捉えず、生活への影響や背景を含めて評価します。

こころ

不安・気分に関する疾患

強い不安や緊張、気分の落ち込み、イライラなどが続き、 学校生活や家庭生活に影響することがあります。 子どもでは身体症状や行動の変化として現れる場合もあります。

学校生活

学校生活・社会適応に
関する問題

学校に行けない、集団になじみにくい、生活リズムが崩れるなど、 学校や社会生活への適応が難しくなることがあります。 心理面や発達特性、環境との関係を整理します。

  • 不登校
  • 学校不適応
  • ひきこもり
  • 生活リズムの乱れ
複数の疾患や発達特性が重なることもあります。 診断名だけでなく、本人がどのような場面で困っているか、 家庭や学校でどの程度生活に影響しているかを確認しながら評価します。

当院の児童精神科・思春期外来

当院では、診断名だけでなく、学校生活や家庭で実際にどのような困りごとが生じているかを大切にしています。診察を中心に、必要に応じて心理検査や心理的支援、保護者への助言などを組み合わせながら、一人ひとりの状態に合わせて支援します。

困りごとから状態を整理します

診断名が決まっていない段階でも、 学校に行けない、集中しにくい、人間関係がうまくいかないなど、 現在生じている困りごとからご相談いただけます。 症状の背景を整理し、必要な評価につなげます。

発達と生活環境をあわせて考えます

症状だけを見るのではなく、これまでの発達、 家庭での様子、学校生活、友人関係なども確認します。 本人の特性と環境との関係から、 生活上の困難がどこで生じているのかを考えます。

必要な検査・心理支援につなげます

診察で必要と判断した場合には、 心理検査やカウンセリングなどをご案内します。 検査を行うこと自体を目的とせず、 診断や今後の支援に役立つかを考えて選択します。

状態に合わせた治療を継続します

子どもの状態や困りごとは、 成長や学校環境の変化によって変わることがあります。 経過を確認しながら、薬物療法や心理的支援、 家庭・学校での対応をその時々に合わせて見直していきます。

ADHDの薬物療法

コンサータ・ビバンセに対応

ADHDの治療では、適応や処方条件を確認したうえで、 コンサータやビバンセを含む薬物療法にも対応しています。

診断だけでなく、生活上の困りごとも大切にします

同じ診断名でも、困っていることや必要な支援は一人ひとり異なります。 ご本人とご家族のお話を伺いながら、 現在の生活を少しでも過ごしやすくするために必要な方法を一緒に考えていきます。

当院で行う評価・治療

児童精神科・思春期外来では、診察を通して現在の困りごとやこれまでの経過を整理し、必要に応じて心理検査、薬物療法、心理的支援、環境調整などを組み合わせます。

評価

診察・状態の整理

現在の症状や困りごとだけでなく、 これまでの発達や生活の経過、家庭・学校での様子などを確認します。 保護者からの情報も踏まえながら、困りごとの背景を整理します。

発達・生活歴 家庭・学校 保護者からの情報
検査

必要に応じた心理・知能検査

診断や支援方針を考えるうえで必要な場合には、 知的能力や認知特性、発達特性などを確認します。 年齢や目的に応じて、WISC-V・WAIS-IVなどの知能検査にも対応しています。

WISC-V WAIS-IV
治療

状態に応じた治療

症状や診断、年齢を踏まえて必要な治療を検討します。 ADHDでは適応や処方条件を確認したうえで、 コンサータ・ビバンセによる薬物療法にも対応しています。 また、治療補助としてエンデバーライド®をご案内できる場合があります。

コンサータ ビバンセ エンデバーライド®
支援

心理・環境面からの支援

状態に応じて、心理療法やカウンセリング、 保護者への助言、家庭での対応の工夫、 学校との連携や環境調整などを検討します。

心理的支援 保護者支援 学校との連携 環境調整

すべての方に同じ治療を行うわけではありません

症状や発達段階、生活環境によって必要な支援は異なります。 診察や必要な評価をもとに、心理・知能検査、薬物療法、 デジタル治療、心理的支援、家庭や学校での環境調整などから、 その方に適した方法を検討します。

保護者の方へ

子どもや思春期の診療では、ご本人の話だけでなく、家庭での様子やこれまでの発達、学校生活についての情報も大切になります。保護者の方からもお話を伺いながら、現在の困りごとや必要な支援を整理します。

保護者の方からも
お話を伺います

家庭での様子、これまでの発達、学校生活、 症状や変化がみられた時期などについて伺います。 ご本人と保護者で捉え方が異なる場合も、 それぞれを大切な情報として確認します。

経過も含めて
状態を考えます

子どもの状態は、年齢や環境、その日の緊張などによっても変化します。 必要に応じて経過をみたり、心理検査や家庭・学校での情報を確認したりしながら、 診断や支援方針を検討します。

家庭での関わり方も
一緒に考えます

状態によっては、本人への治療だけでなく、 声かけの方法や生活リズム、家庭内での対応を工夫することが 役立つ場合があります。必要に応じて保護者への助言も行います。

困りごとの背景を整理することを大切にしています

学校に行けない、勉強が進まない、生活リズムが乱れるといった状態には、 こころの不調や発達特性、家庭・学校などの環境が関係していることがあります。 何が負担になっているのかを整理し、本人とご家族にとって取り組みやすいところから 支援を考えていきます。

受診の流れ

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STEP1

ご予約

まずは予約アプリmelmoにて「児童・思春期精神科(初めての方)」をご予約下さい。来院診療・オンライン診療の双方に対応しており、お子さまの状態やご家庭の状況に応じて受診方法をお選びいただけます。初診時は、保護者同伴での受診をお願いしております。

診察 医師

STEP2

診察

診察では、お子さまご本人の症状だけでなく、発達歴、学校生活、家庭環境、対人関係なども含めて総合的に評価いたします。児童精神科では環境要因の影響も重要となるため、必要に応じて保護者さまからも詳しくお話を伺いながら診療を進めていきます。

児童精神科

STEP3

ご提案・検査

診察内容を踏まえ、薬物療法・心理療法・生活調整・学校対応などを含めた支援方針をご提案いたします。必要に応じて、心理検査や発達評価、血液検査などを行い、発達特性や不安・抑うつ症状、身体的要因も含めて多角的に評価を進めます。

家族療法

STEP4

治療開始・継続支援

症状や発達特性、ご家庭の状況に応じて、薬物療法、カウンセリング、ペアレントトレーニング、環境調整などを組み合わせながら支援を行います。当院では、お子さま本人だけでなく、保護者さまへの支援や再発予防、学校生活への適応支援も重視しています。

よくあるご質問

当院の児童精神科・思春期外来は、18歳未満の方を対象としています。18歳以上の方は、成人の精神科・心療内科で診療します。

はい。診断がついていない段階でも受診できます。集中しにくい、集団になじみにくい、学習面で困っているなど、現在のお困りごとを伺い、必要な評価や支援を検討します。

はい。不登校には、不安や気分の問題、発達特性、学校での人間関係、生活リズムなど、さまざまな要因が関係することがあります。背景を整理しながら必要な支援を考えます。

初診で診断できる場合もありますが、症状や状態によっては、経過の確認や心理検査、家庭・学校での情報などが必要になることがあります。診断を急ぐのではなく、必要な情報を確認しながら状態を整理します。

いいえ。心理検査はどんな場合でも、必ずすべての方に行うものではありません。診断の補助のために検査を行っております。診察の内容を踏まえ、診断や支援方針を考えるうえで必要な場合にご提案します。

はい。状態に応じて、心理的支援、家庭での対応の工夫、学校との連携や環境調整なども検討します。薬物療法が必要かどうかも含め、ご本人やご家族と相談しながら治療方針を考えます。

オンライン診療にも対応しています。ただし、症状や診療内容によっては、来院での診察や心理検査などをご案内する場合があります。

診療メニュー

監修医師・参考文献

清水聖童3 e1756794755426

執筆・医学監修

ライトメンタルクリニック 渋谷本院 院長

更新日:2026/09/08

・World Health Organization. Mental health of adolescents. 2025.
・World Health Organization. Clinical descriptions and diagnostic requirements for ICD-11 mental, behavioural and neurodevelopmental disorders. 2024.
・American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). 2022.
・National Institute for Health and Care Excellence. Attention deficit hyperactivity disorder: diagnosis and management. NG87. 2018.
・National Institute for Health and Care Excellence. Autism spectrum disorder in under 19s: recognition, referral and diagnosis. CG128. 2011, updated 2017.
・National Institute for Health and Care Excellence. Autism spectrum disorder in under 19s: support and management. CG170. 2013, updated 2021.
・National Institute for Health and Care Excellence. Depression in children and young people: identification and management. NG134. 2019.
・National Institute for Health and Care Excellence. Social anxiety disorder: recognition, assessment and treatment. CG159. 2013.

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